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嵐電100年へ:/1 四条大宮駅 疾風怒濤の幕末史を彩る /京都

ありし日の四条大宮駅。今も昔も嵐山へ向かう起点=撮影年不詳、京福電気鉄道提供 ◇新選組ゆかりの壬生村
 京都の繁華街・四条大宮と嵐山を結ぶ京福電気鉄道(嵐電)の嵐山本線が開通して来年春で100年になる。明治から大正、昭和、平成と、人々の暮らしぶりや街並みは変わったが、時に家々に挟まれた狭い空間を窮屈そうに、時に三条通りの真ん中を堂々と走りながら立てるガタゴトゴトンという鉄輪の音は変わらない。今は京都で唯一の路面電車でもある。北野線も含めると全長約11キロ、21駅。各駅で途中下車し、ちょっとした歴史散歩に出ませんか? まずは四条大宮駅から出発進行!【広瀬登】

   ◇  ◇

 市内随一のメーンストリート「四条通」と「大宮通」が交わる四条大宮に嵐電の駅が誕生したのは1910年(明治43)年3月のこと。嵐山電車軌道が嵐山までの7・2キロを開通させ、起点の駅になった。18年4月からは合併により電力会社「京都電燈」が運行。第二次世界大戦中の42年3月、配電統制令で京都電燈が解散し、現在の京福電鉄が設立された。

 オフィスビルやホテルなどが立ち並びにぎやかな駅前だが、駅南側の小路に一歩足を踏み入れると、しっとりとした木の香りがする古い町家が点在する。小振りの大八車を引いた豆腐を売る自転車が、のんびりとラッパの音を響かせ走り去る。

 ぶらぶら歩くこと約10分。壬生寺や八木邸、前川邸に行き当たる。ここはかつての壬生村。幕末の歴史に名を残す「新選組」ゆかりの地だ。

 当時の壬生村はわき水も豊富で、京野菜の一つ、壬生菜の発祥の地ともされる。五山の送り火や花街・島原の明かりがチラチラと揺れる様子が見える農村だった。そんな村の郷士だった八木家や前川家に新選組は身を寄せ、「屯所」として活動拠点にした。

 市の有形指定文化財でもある八木家に入る。10畳の「奥の間」は豪胆な性格で知られた新選組初代筆頭局長、芹沢鴨の暗殺現場だ。深夜、愛人らと寝ているところを暗殺部隊に襲われた芹沢。あわてて跳び起き、縁側を伝って隣部屋に逃げ込んだが、文机につまずき転んだところを刺されて落命した、とされる。

 芹沢の足をすくった文机や追い太刀でできた鴨居(かもい)の刀傷も残る。事件は1863年。その約半世紀後に嵐電は走り出し、さらに100年。疾風怒濤(どとう)の時代の空気は、深緑色にこけむした庭から流れ込む清明な風に洗われ、今はただ静かである。

   ◇  ◇

 次は西院駅です。

****************
あとでゆっくりよむ

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コスプレイヤーでヲタでどうしようもない絵を描く人間です。そろそろ人間やめたいぞ、ジョジョー!

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